「地球をほる」は英語も出てきて面白い!あらすじと読み聞かせポイント

中学年・高学年

こんにちわ、うさころです🐰

4年生の読み聞かせで読んだ、面白くて不思議な絵本「地球をほる」を紹介していきたいと思います。

「地球をほる」のあらすじ

夏休み、つよしはけんたと、旅行にいくことにしました。

しかもなんと…穴を掘って!?アメリカへ!?

アメリカに着いた時、言葉にこまらないよう、英会話を習っているけんたのお姉さんも連れていきます。

さて、家族にも協力してもらって、穴を掘り進めながら、食料や水の補給も行われ、どんどん穴を掘り進めていきます。

ボコッ。ようやく着いたアメリカで…!?

感想

図書ボランティアを始めてから、小学生向けのたくさん絵本を読みましたが、「地球をほる」は、なんともオチが面白い絵本です(笑)

川端誠さんは、落語絵本でたくさんお世話になっていますが、まさにオチが落語のよう。

この絵本のいいところは、両親も賛成して手伝ってくれるところ。

みんなで協力すれば、本当にアメリカまで地面を掘って行けちゃうんじゃないか…と思わせてくれるドキドキ感が、この絵本の醍醐味です。

そして、地球の反対側に来ているのが感覚的にわかるよう、本を回しながら読む、なんとも不思議な絵本体験になります。

また、絵本に出てくる男の子のお部屋や、地面に埋まっているものなど、お話に耳を傾けながらも、絵も小学生にも飽きない工夫があって、楽しい絵本になっていますよ。

読み聞かせのポイント

私は、4年生の読み聞かせに「地球をほる」を持って行きました。

4年生ともなると、絵本を読む機会も減りますが、絵本に興味を持って聞いてくれていました。

コロナ禍より、読み聞かせはそれぞれの席に座って見ており、最後のページのオチの絵が小さくて、後ろの席の子が「見えない」と教えてくれました。

絵本の前に集まって読む方が、楽しく見られますが、ここは仕方がないので、最後のページを見せて回りました。

この絵本の読み聞かせの最難関は、英語のセリフです。

大学で少し英語の勉強をしたつもりではありましたが、まあうまく読めないのなんの(笑)
でも、ここはアメリカ人になりきって、思い切ってネイティブ風に読むのがおすすめです。

読み聞かせの時は、事前の練習必須です!!

それと、子供たちも英語だけだと意味がわからないので、一文、もしくは文節ごとに、日本語の訳も話します。

絵本の中に、日本語訳も書いてありますが、自分で訳を変えた部分もありました。

5年生くらいだと、英語の勉強も少し進みますので、英語の部分もなんとなく、知ってる単語が出てきた!とより楽しんで聞いてもらえると思います。

「地球をほる」の読み聞かせにかかる所要時間は、およそ6分です。

今回は、オチに繋がる伏線回収のために、読み終えた後に、また最初のページに戻って見たりしました。

子供たちも「本当や~!」と、喜んで振り返ってくれました。

また、「どうして日本の裏側はブラジルなのに、アメリカに行ったの?」と質問してみると、数人が「マグマがあるから」と答えてくれました。

そんな科学的な質問のやり取りも、最後に楽しめる絵本で、すごく面白かったです(^^♪

本の内容からも、3年生からの読み聞かせに向いている絵本です!

是非、夏休み前の小学校中学年、高学年の読み聞かせに「地球をほる」を読んでみてくださいね。

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